まさやんのアナリスト目線で市場を分析するブログ

2/2(金)のNYダウは、-666ドルの大幅下落。

20180205NYダウ直近チャート

下げ幅は、
2008年12月以来9年ぶりの大きさですが、
下落率自体は-2.54%で、
2015年8月以来2年半ぶりの大陰線となっています。
これまで最高値を連続更新してきた勢いが、一段落するのか気になりますね。

米国では、暫定予算失効による政府機関の閉鎖問題やFRBの利上げペース加速懸念があり、欧州では、ドイツ銀行が3期連続の最終赤字で約-8.36%の大幅下落と銀行株への波及が懸念され、一方日本国内では、コインチェックの暗号通貨盗難問題と、世界各国でいろいろな懸念が噴出中です…。

振り返ってみれば、日本株は2017年9月から4ヶ月間、順張り優位な相場が続いています。

「ここから下落相場に転じるのか?」

相場に絶対はないので、どちらに転ぶかはもちろんわかりませんが、
順張り戦略にとって、下落相場の初動は鬼門の域。

さらに逆張り戦略では、最近全然約定しなかったからと、つい仕掛け位置が浅めの逆張り戦略に集中した運用方針等に変更していたりすると、一気に裏目に出たりしがちなもの。

運用する売買ルール全体において、ドローダウンが発生した場合の深さはどれくらいか、仕掛け金額の大きさは適切か、1日の最大やられ額は許容範囲かといったポイントをさっとチェックしておきたいと思いますね。

■P.S.
2/17は「株システムトレード実践セミナーin名古屋

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これまで何度か名古屋でセミナーを開催してきて、
研究熱心な個人投資家層が厚い地域というイメージがあります。
今回もどんなセミナーとなるのか楽しみですね!
(お申込みは、こちらからできます)

■おまけ
最近読んだ「お金2.0 新しい経済のルールと生き方

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著者:佐藤航陽 氏

メタップス 創業者 佐藤航陽氏のお金に関する考察と自論が述べられており、ビジネス書であり、哲学書でもあるような雰囲気を持ち合わせています。
本著にある「資本主義から価値主義へ」という概念は、今の世の中に着実に浸透してきているように感じますね。
それを言葉で明瞭に定義されている点が秀逸で、感嘆の1冊でした。


NYダウは26,616.71ドルで、連日の最高値更新。

NYダウ

2000年からの推移をみると、
上昇角度がどんどん急になってきているのがわかります。

一方、国内株は、日経平均高止まりで足踏み状態。
米国株の勢いに続いて、日経平均も追随して高値更新してくるか気になるところです。

日経平均直近

信用評価損益率の推移を見ると、
2018/1/12には、2014年1月ぶりに「-3.63%」と「-5%」を上回っています。

信用評価損益率
日経平均

信用評価損益率は、
2000年以降に「-5%」以上となった局面は少ないですが、
短期的に相場の過熱感を示し始めるのか意識しながら、
今の上昇トレンドにコツコツ仕掛けていきたいですね。

さて先週金曜は
コインチェックでNEM流出事件が起きましたが、
すぐさまJPYで全額返金する発表もあって急転直下の切り返し。

週明けの株式市場で、
暗号通貨関連銘柄がどう反応するのかちょっと興味深いですね。

P.S.
最近見ているTV番組と言えば、「がっちりマンデー

がっちりマンデー

いま好調な企業の儲かる仕組みにフォーカスした経済情報バラエティー。
ユーモア要素も織り交ぜられて、
テレビ東京のガイアやカンブリアといった経済番組とはまた違った良さがあり新鮮ですね。
日曜朝から30分で気軽に楽しめていい感じです。


NYダウは先週も最高値更新で、26,071ドルまで到達。

NYダウ直近チャート

日経平均も23,808円で、年初の上げから高止まり。

日経平均直近チャート

日米ともに、
短中長期の移動平均(5日,20日,60日)はきれいに並び、右肩上がりの好形が続いていますね。

ネットを見ると、米国では1/20(土)から政府機関の閉鎖が約4年ぶりに発生し、週明けから相場に変調が出始めるのではといったニュースを見かけます。
ただ突発的に起きたような出来事ではない政治的な要因ですので、個人的には過剰に警戒し過ぎず、シグナル通りに淡々と取引して乗り切っていきたいですね。


P.S.
今週1/24(水)は「株システムトレード情報局

ニコ生告知

システムトレードに関するテーマで会議しながら、
リアルタイムでコメント質問も受け付けてます。

この放送はニコニコ生放送で行いますので、パソコン携帯電話でお気軽に視聴できます!
ご興味ある方は、ニコニコの一般会員(無料版)へ事前登録を済ませておいてください!

おまけ
先週から読み始めているのは「戦略論1957-1993

戦略論1957_1993


戦略全般に対する抽象的な概念の専門書になります。
システムトレードの売買ルール作りの考え方の枠組みとして、アイデアとなりそうな要素が詰まっている感じがあり、読み進めるのが楽しみですね。

例えば、投資効率の考え方があります。
投資効率(ROI:Return On Investmentの略)とは、投資した資本に対して得られた利益のことを指します。
システムトレードで考えると、新たな売買ルールを増やそうと考えたとき(多角化を検討したとき)、投資した資本(お金・時間・労力)に対してどれくらいのリターンを見込むのか、現在使っている売買ルールが持つ期待値と比較し、多角化するのかを判断するという考え方です。
売買ルールのコンセプトを理解しないまま数だけ増やすよりも、現在使っている売買ルールの比重を高める、その売買ルールのコンセプトへの理解を深める、メンテナンスやチューニングを行う、マーケットインパクトを考慮しながら仕掛け金額を増やす等の方が、投資効率は高いというケースもあります。

この本の中では、マイケル・ポーター氏の章で、既存事業との関連性に乏しい分野への多角化を行った企業は、その後5年間で多角化した事業の撤退率は70%を超えるという統計データも出ています。
システムトレードでは、売買ルールの数を増やすこと自体は、関連性の高い分野への多角化とも言えますが、闇雲に数だけ増やしても、運用開始直後に成績が不調だとあっという間に運用を停止してお蔵入りといった事態になりがちです。

けれども一方で企業の存続&成長にとっては、多角化による新規参入や新たな挑戦といったマインドは重要で、従来のやり方ばかりに固執して競争力を失って企業そのものが衰退するケースが多いという指摘も本著の中にはあります。この著書の戦略論に関する対象期間は1957-1993年となっているので、時代背景も思い浮かべながらとらえる必要がありますが、個人的なとらえ方としては、

「挑戦は、持続・成長に欠かせない要素。」
「挑戦に、中断や失敗・撤退はつきもの。」

という感じでしょうか。

システムトレードにおいても、

「取引で損失が出た」
「新たに導入した売買ルールが全然機能しない」

といったことはあります。

こうしたことを「悪いこと」だととらえて完全排除しようとすると、
結局何もしないのがベター(?)という、事なかれ思考に陥ってしまいます。

挑戦を繰り返すことで内生的成長を重ねることが、
結果的には継続リターンの源泉になるととらえて、好循環の流れを作っていきたいですね。


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