まさやんのアナリスト目線で市場を分析するブログ

2017年上半期が終わりましたね。
この半年は、新興銘柄でいくつか大幅に値上がりする銘柄もありましたが、日経平均ベースで見ると、ボラティリティはやや小さい範囲で推移した感じがします。

日本取引所

実際のところ、日経平均の「年度始値」と「上半期最高値」と「上半期最安値」から、「上半期最大変動率」を求めると、△10.85%となりました。

上半期最大変動率 (=絶対値(上半期最大下落率+上半期最大上昇率))

・上半期最大下落率(=(上半期最安値÷年度始値)-1))
・上半期最大上昇率(=(上半期最高値÷年度始値)-1))

△10.85%は、2000年代でみると2007年の△10.20%、2005年の△10.52%に次いで小さい水準。


1950年まで遡った長期データで計算すると、日経平均の上半期ごとの最大変動率は

平均値:△21.88%
中央値:△21.54%

長期データの傾向から見ると、2017年上半期は△10.85%なので、やはりボラティリティが小さめだったと言えますね。

ちなみに年度ベースの最大変動率は

平均値:△32.89%
中央値:△28.13%


シンプルにとらえて、
2017年上半期で今年の最高値あるいは最安値を付けていたと仮定すると、
ボラティリティから算出した日経平均の2017年下半期の変動幅は、

上限値:24,217円(=上半期安値18,225円×1.3289)
下限値:15,289円(=上半期高値20,318円÷1.3289)

というとらえかたもできます。

「結構な値幅があるな」という風にも感じますが、
一時的にこれくらいの値を付けるようなボラティリティも一応意識しておきたいですね。


先週の話題銘柄と言えば…

やはり[7312タカタ]ですね。

3日連続で終日Stop安の後、
さらに値幅制限拡大で-55%下げて寄った位置からの前日比+45%の大反発。

7312タカタ

大幅反発しましたが、さすがにこうした値動きだと、仮に仕掛けシグナルが出ていたとしても、いざ仕掛けるにはやはり躊躇してしまうかもしれません。

そんな時は、売買ルール自体に今回のような暴落暴騰の値動きの銘柄を予め除外するような設定を入れておくというのも1つの方法です。

イザナミHPで公開している売買ルールの場合だと、こんな感じです。
【例:[前日比率]が、[-50]より[大きい]】

イザナミHPルール_条件フィ

通常は制限値幅という制度で1日あたりの値幅は一定の範囲で制限され、株価水準にも寄りますが、およそ15%-40%くらいの範囲で大体収まります。
けれど連続Stop等で値幅制限が拡大されるようなケースでは、前日比率が異常に大きくなるようなケースが稀に起こるため、事前に例外的な値動き銘柄として除外しておくイメージです。

成績の変化はご覧の通り。
変更前後の成績比較
成績自体は、少し向上するくらいですね。
ただ実際の運用では、

「躊躇して迷って結局仕掛けない」

といった対応もしてしまいがち。

そんな場合は、検証結果と実成績の乖離をなるべく減らすため、検証段階で似たような値動きの銘柄は事前に省いておくというのも1つの方法ですね。

P.S.
最近読んでいる本はコレ。
世紀の空売り書籍
世紀の空売り  」
著者:マイケル・ルイス

サブプライム・ローンの問題を扱ったストーリーでなかなか興味深いですね。

文字だけでなく、映像でも見たい方は、
マネーショート
マネー・ショート華麗なる大逆転
原作: マイケル・ルイス、監督: アダム・マッケイ

こちらのDVDと合わせて観ると、物語にグッと入りやすいです。



先週の日経平均やTOPIXは弱含み。

<日経平均>
20170619NK225

<TOPIX>
20170619TOPIX

新興市場はJASDAQ横ばい、東証マザーズ上昇といった感じですね。

<JASDAQ>
20170619JASDAQ

<東証マザーズ指数>
20170619東証マザーズ指数


市場のボラティリティはさらに縮小気味です。

<例:TOPIX (赤ラインは[ヒストリカル・ボラティリティ(25,25)])>

TOOPIX_HV25_25


「縮小したボラティリティはいずれ拡がるのが相場の習性。」

だとすれば、次にボラティリティが拡がるときどちらに動くか引き続き注目ですね。
(季節的な閑散相場シーズンへ突入という要素もあるかもしれませんが…)

例外には注意を払いながら、大局的な流れを意識する。
個人的にはトレンドフォローの姿勢で挑みたいところですね。

さて来週の相場見通しを、イザナミ相関機能を使ってみるとご覧の通り。

20170619指数インデックス

日経平均・TOPIXは先週に続き、NOT好形チャート…。

FRBによる利上げ&年内資産縮小の方針を受けて、投資マネーの米ドル還流&エマージング投資(新興国投資)縮小の可能性が出ると、変化の兆しは米国以外の地域から起きてもおかしくない状況とも言えます。

今年前半は2016年と比較しても穏やかな相場が続いていますが、荒波が来ても動じないような資金配分とリスク管理で、後半もコツコツと仕掛けていきたいですね。

P.S.
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nico20170614
システムトレードの渾身ノウハウを会議した

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