まさやんのアナリスト目線で市場を分析するブログ

2018年は大発会から大上昇したのですが、
年度ごとの大発会の動きを見てみるとどうなのか?

調べてみると、ご覧の通り。
20180115年度別2018
(仕掛け:大発会の寄り付きで買い 手仕舞い:大発会の引けで手仕舞い)

2018年のスタートは、銘柄全体でも好調な出だしだった言えますね。

ちなみにマイナスの年度を
日経平均チャートと照らし合わせてみると、
20180115年度別

20180115日経平均

あくまで2000年以降の傾向ですが、

「出だしが弱いと、その年は比較的弱い」

という傾向が見られる印象ですね。

2018年は、大発会から相場全体でプラス銘柄が多く、日経平均は+700円超え。
初動の動きとしては、年度単位でとらえてもまずます好スタートだったのでは(?)とも考えられそうですね。

さて2/17(土)は、「株システムトレード実践セミナー
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名古屋での開催は1年半振りです。
過去に開いたセミナーを振り返ると、
研究熱心な方がとくに多かったなという印象があります。

セミナー終了後、個別質問があまりにもたくさんありすぎて、
つい利用時間をオーバーしてしまい、係の人に厳重注意を受けた記憶がありますw
さて今回も、(時間に注意しながら)前回以上に内容の濃い熱いセミナーにしたいと思います。
毎回大人気セミナーですので、お申込みはどうぞお早めに!

P.S.
今週読んだのは、

現実を見よ_
現実を見よ
著者:柳井正 氏

2012年6月に出版された本で、
日本の政治や財政、経済の状況をデータを元に警鐘を鳴らしながらも、
政官民へはっきり「モノ言う経営者」として、世界市場へ挑戦するファーストリテイリングの経営指針や事業エピソード、今後の目標達成に向けた意気込みを通じて、日本全体を鼓舞するメッセージがたくさん込められた啓蒙書と言えます。
ふつふつとやる気を起こさせてくれる稀有な1冊でした(^^)


2018年相場がいよいよ始まりましたね。
20180109_0113

大発会から日経平均は+741.39円。
2日間の上げ幅+949.59円と幸先よいスタートです。

日経平均は、2000年代のミレニアム高値をブレイクアウトして23,714円
日経平均ミレニアム高値_2018

2000年以降に株を始めた投資家層にとって、
年明け早々、新高値領域へ突入ということになりますね。

30年スパンで調べてみると、次の節目は、
1990年バブル崩壊後、1991年3月につけた戻り高値27,146円が意識されそうです。

今年前半、特に気になるのは日米金融緩和の動向です。
1つは米国でも行動に移し始めた金融緩和縮小の流れに日銀も続くのか。
(日銀の政策決定会合スケジュールは、1月23日と3月9日)

そしてもう1つは、日米銀の任期満了に伴う体制変更。
2月3日、FRBはイエレン議長が任期満了でパウエル新議長体制がスタートする予定。
一方、日銀では4月8日に黒田総裁が任期満了となり、続投か新任かはまだ分からないという状況です。

「このタイミングで、日米金融緩和策も変化していくのか?」

長く続いているからなんとなく当たり前という漠然とした感覚にとらわれず、検証を行いながら合理的な判断を積み重ねて挑んでいきたいですね。

P.S.
最近読んでいた日本歴史マンガ「風雲児たち」
今度は幕末編に取り掛かり中です。

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「 風雲児たち 幕末編
著者:みなもと太郎氏

最新巻まで全29巻と圧巻のボリューム!
まだ12巻ですが、こちらも時代背景の描写がとても深く、自分が持っていた江戸時代や幕末の歴史観に新風が吹き荒れてますw
洗練されたコミカルさも面白く、続きを読むのが楽しみです!(^^)


2017年の相場は終わってみれば、
特に目立った暴落局面もなく、ヨコヨコor上昇という穏やかな相場でした。

<日経平均>
日経平均

<TOPIX>
TOPIX

<JASDAQ>
JASDAQ

<東証マザーズ指数>
東証マザーズ指数


東証マザーズは、夏に高値から-17.86%下落しましたが、その後高値を更新。

その他の3指数は、下落幅は小さくかつ下落期間も短いという、
買い方が圧倒的に有利な右肩上がり相場が続いた1年となりました。


年度別で個別銘柄の動向を見てみると、

年度別の個別銘柄の動向2

(株価100円以上、売買代金1億円以上の個別銘柄を対象)

2017年は、過去18年間においてかなり上出来な上昇相場だったと言えます。
6年連続の上昇かつ上げ幅も大きいという1年となり、
心理的に楽観ムードがやんわり漂っている印象も受けます。

ただあくまで2000年以降の傾向ですが、
過去の推移を見ると、
・年度のプラスとマイナスの切り替わりは突如起こっている
・プラスとマイナスの傾向は、一定年数の間連続で起こっている
といった特徴もあります。

2017年の上昇相場の楽観ムードを持ち越すことなく、
気持ちを新たにリセットして、新年度に果敢に挑んでいきたいですね。


P.S.
トマス・ピケティ著の「21世紀の資本」を読んでみようと思い、
まずはレビューで好評のマンガ解説本から読了。

まんがでわかるピケティ

まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」 (まんがでわかるシリーズ)

マンガの合間にある要約がまとまっていて、
非常にわかりやすく、サクッと一気に読めました。
概要を掴んだところで、こちら( 21世紀の資本 )を少しずつ読み進めていきたいと思います。

おまけ
風雲児たち」が、
NHK正月時代劇として放送されるようです!

風雲児たちTV

これは正月早々、楽しみです!(^^)


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