まさやんのアナリスト目線で市場を分析するブログ

アルゼンチン債務問題やポルトガル銀行BESの経営問題の影響からかNYダウは300ドル超のマイナス。
今週は日経平均やTOPIXで見ると、前半の上げを後半打ち消して往って来い相場という感じでした。

さて2014年を年足ベースで見た時、日経平均は陰線の状態。
その年の始値がほぼ高値位置だったというような年は、どれくらいあるのかを調べてみるとご覧の通り。
<1949年~2014年>
NK225(高値÷始値)低いランキング5
2014年は現在第5位にランクインです。

逆に始値を付けた後、高値が大きく伸びた年はと言うと、
NK225(高値÷始値)高いランキング5
2013年が第5位にランクイン!

昨年の相場とはやはり雰囲気がガラリと違いますね。
全体の「高値 / 始値) - 1 」の数値としては、平均+21.8%、標準偏差±22.0%なので、現在日経平均は-1σ乖離ライン辺りにあると言えます。
始値を付けた後、高値が切り上がらないような年は実際少なく、ここから2014年相場の買い仕掛けチャンスはまだ眠っているといった見方もできます。
法人税引き下げに関するニュース等、市場全体へのポジティブ材料もあり、上向きのトレンド目線でじっくり待ちたいところです。

<今週のヤフー株価予想2014/07/28~08/01>
予想銘柄としては「8136サンリオ」がなかなかのリバウンド!
1年近く続いている下落トレンドにいよいよ終止符を打つか注目。
こうした大きな周期の中大型銘柄が、やや活発になってきている気がしますね。
20140728_0801取引結果
20140728_0801成績グラフ


今週のヤフー投稿は「4519中外製薬」と「4151協和発酵キリン」だったのですが、「4519中外製薬」の方は年初来高値更新中で勢い強く、2007年に付けた上場来高値3,200円を一気に突破!
相場全体としても、下げても底堅く、しっかり買いが入る雰囲気でした。

2012年頃のような閑散相場の時期と比較すれば、今は活況ある相場が続いていますね。
資金配分やシグナル量を意識しつつ、アクセルONモードで備えておきたいところです。
ホトトギス

<今週のヤフー株価予想2014/07/22~07/25>
20140722_0725取引結果
20140722_0725成績グラフ

<おまけ>
ギネスブックに「世界最長の小説」として認定されているという山岡荘八の「徳川家康」。
NHK大河ドラマ版をNHKオンデマンドで観ていたのですが、先週遂に全て観終わりました。
GW半ばからスタートして約2ヶ月半。
確かに長い(笑)
徳川家康
ただNHK大河ドラマとして放送されたのが1983年。
実に30年以上前の作品ですが、月日が経っても色褪せない普遍的なものを感じさせるハイクオリティーな作品でした

インターネットを使えば、断片的に幅広い情報を簡単に入手できる今だからこそ、逆にどっぷり浸かるようなストーリーものを久々に見ると、なかなか新鮮でした。



7月は一進一退相場が続いていますね。

個人的には、7月は引き続き上ブレイク目線で挑みたい局面だととらえています。

主な理由としては、

(1)日経平均ベースで4ヶ月連続で下落した後、6ヶ月間はリバウンド期待が強いこと。
(※2014年は年初から4ヶ月連続で下落)


1950年1月~2014年6月:4ヶ月以上連続で下落した局面は20回

(サンプルは少ないですが…^^;)

<その後の6ヶ月間の騰落状況>
・勝率65.00%(上昇13回、下落7回)
・期待値+7.38%(平均利益+14.01%、平均損失-4.94%)


(2)日経平均ベースで、6,7,8月における月別平均の成績は悪くないこと。

1950年1月~2014年6月:計64回

<6月>
・勝率67.19%(上昇43回、下落21回)
・期待値+0.86%(平均利益3.62%、平均損失-4.79%)

<7月>
・勝率50.00%(上昇32回、下落32回)
・期待値+0.09%(平均利益3.79%、平均損失-3.62%)

<8月>
・勝率53.13%(上昇34回、下落30回)
・期待値+0.33%(平均利益5.28%、平均損失-5.28%)


(3)日銀の金融緩和は継続中であること。
日銀はマネタリーベースを2013年4月の149.6兆円から2014年5月時点では224.4兆円に増加したため、これまでに74.8兆円の増加。
広義流動性は、2013年4月時点で約1,493.9兆円から2014年5月時点で1,547.7兆円と53.8兆円増加。
マネタリーベース1の増加に対し、広義流動性の増加は0.72。

マネタリーベースは2014年12月末に270兆円まで増やす計画なので、あと46兆円の増加余地がある。

そうすると広義流動性は33.1兆円(=46兆円×0.72)増える見通しとなり、2014年12月末時点で1,580.8兆円。
2014年5月時点からの増加率は+2.14%ほど。

日銀が金融緩和を続けることで、単純に株式市場にも同等規模のマネーが流入するとした場合、日経平均も約+2%ほどの上げ要因で、さらに市場インパクトが加わる。
(5月末以降にどれだけ増加しているかのズレは多少ありますが)

こういったことを考慮して、年初来高値16,164円にタッチしてその後一気に上昇といった局面がくることも、頭の片隅にイメージしておきたいところです。

yjimageVX2RRZGS
<今週のヤフー株価予想2014/07/14~07/18>
2銘柄とも、堅調な感じでした。
20140714_0718取引結果

20140714_0718成績推移



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