まさやんのアナリスト目線で市場を分析するブログ

先週の相場は、
日経平均やジャスダックは目立った動きなく横ばいでしたが、

<日経平均>
日経平均直近

<JASDAQ>
JASDAQ直近


TOPIXや東証マザーズは続伸。

<TOPIX>
TOPIX直近

<東証マザーズ指数> 
東証マザーズ指数直近


信用取引市場の信用評価損益率を見てみると、12/22時点では-6.95%。
これまでの水準では、-5~-10%の範囲内で推移しているときは、
どちらかと言うと上昇相場の雰囲気が続いているようですね。

<信用評価損益率推移>
信用評価損益率推移

<日経平均>
日経平均推移


国内では日銀の金融政策が現状維持となり、
米国では「米国史上最大の減税」法案にトランプ氏が署名と、
日米ともに株式市場に楽観的な材料がちらほら出ている状況です。

「年末ラリーでジワジワ上昇してくる?」

といった季節アノマリーも意識しながら、
来年に向けた準備を着々と進めていきたいところですね。


P.S.
先日のニコ生について、キー坊さん、感想コメントありがとうございます。
条件パレットの拡張化は、今使っている売買ルールを強化するのに即効性が出やす技なので、一度試してみる価値ありかもしれません。
今回の動画公開は、思わぬ機器トラブル発生でデータ復旧が難しい状況になってきていますが…、当日使用したPDF資料は希望の方に提供してますので、資料がほしい方はイザナミサポートまで「ニコ生資料希望」とお問い合わせください!


おまけ:
最近読んでいる日本歴史マンガ「風雲児たち

風雲児たち

著者:みなもと太郎氏

全21巻のうち、今8巻まで進んだところなのですが、面白いですね!
イラストの好みは色々あると思いますが、
内容は非常に深く、ユーモアを織り交ぜた人間ドラマの描写が絶妙です。
戦国時代や幕末といったスポットが当たりやすい時代だけでなく、
江戸時代の繁栄を牽引した町人文化の描写など、
日本史の奥深さを感じさせてくれます。

「難しいことがシンプルにわかりやすく、その上面白い」

続きを読むのが楽しみです!(^^)


先週の日経平均やTOPIXは、少し弱含んだ地合いが続き続落。
対照的に新興市場は強く、マザーズは続伸といった状況でした。

「市場の売買代金の大きさは最近どう?」

ということで、市場ごとの売買代金の推移を見てみると、

【東証1部】
売買代金推移(縦軸:10億円、赤ラインは12ヶ月移動平均)】
東証1部売買代金推移

東証1部の売買代金は、2016年10月頃の落ち込みから上向き転換しているようですね。

【東証2部】
売買代金推移(縦軸:10億円、赤ラインは12ヶ月移動平均)】
東証2部売買代金推移

東証2部の売買代金は、きれいに上方へブレイクアウトしてますね!

【東証マザーズ指数】
売買代金推移(縦軸:10億円、赤ラインは12ヶ月移動平均)】
東証マザーズ売買代金推移

東証マザーズ指数は下げ止まりの雰囲気。

【JASDAQ】
売買代金推移(縦軸:10億円、赤ラインは12ヶ月移動平均)】
JASDAQ売買代金推移

JASDAQも2017年4月頃から持ち直し、上向きに転じたような動きになっています。

全体的な傾向としては、
昨年10月頃から今年4月頃にかけて、売買代金は回復しつつあるように感じられますね。

日経平均やTOPIXの価格水準も2016年10月頃から上向きに転じた後、しばらく上下にいったりきたりでしたが、今年の9月頃から上放れしており、新興市場も上昇トレンドが続いていますね。

変動が小さくても、売買代金を増やしながら下値を切り上げてきている各市場。
特に東証1部の売買代金は、上方へブレイクアウトしそうな雰囲気が出てきていますね。
今の暗号通貨の盛り上がりが波及して、株式市場の商いがさらに活発化するような展開にも期待しながら、コツコツと仕掛けていきたいですね。

P.S.
先週読み終えた
野村證券第2事業法人部



元野村證券マンの実体験を通じて、
80年から90年代にかけての証券業界のリアルな現場が描写された内容です。
(後半は2011年頃に世間を騒がせた「オリンパス巨額損失の粉飾決算事件」に関する内容で、趣は少し変わってきます)

内容は様々な評価で賛否両論あるようですが、
個人的には特に前半部分の経験知に基づいた証券ビジネスのリアルな描写は、
簡潔な表現の中に迫力があり、グイグイ引き込まれていきますね。
バブルの盛り上がりとその後の爪痕が少し垣間見れる興味深い1冊でした。


おまけ
さて12/20(水)は、今年の締めくくり ニコ生を行います!

685

株システムトレード情報局

売買ルールの揃え方や改造テクニック、
渾身テーマの研究発表などなど、各自テーマを持ち寄って会議します。
どうぞお楽しみに(*^_^*)

この放送はニコニコ生放送で行いますので、パソコン/携帯電話でご視聴頂けます。
ご視聴される方は、ニコニコの一般会員(無料版)へ事前登録を済ませておいてください。


先週12/6(水)は、「日経平均が今年最大の下げ幅」とニュースがありましたが、

NK225直近チャート

日経平均のチャートを眺めてみると、
これまでにも結構ありそうな陰線という印象ですね。

円ベースでは「-445円」の下げですが、
前日比率は「-1.97%」で今年2番目の下落率。

これで今年最大の下げ幅ということは、
やはり今年は、全体的に変動(前日比率)がかなり小さい年だと言えますね。

実際のところ、2016年と2017年を各指数で比較しても…

<2016年 NK225>
NK225_2016下落順位

<2016年 TOPIX>
TOPIX_2016下落順位

<2016年 JASDAQ>
JASDAQ_2016下落順位

<2016年 東証マザーズ指数>
東証マザーズ指数_2016下落順位



<2017年 NK225>
NK225_2017下落順位

<2017年 TOPIX>
TOPIX_2017下落順位

<2017年 JASDAQ>
JASDAQ_2017下落順位

<2017年 東証マザーズ指数>
東証マザーズ指数_2017下落順位


変動の差は歴然としてますね。

2013年のアベノミクス相場以降、
2016年の変動が目立って大きかったわけでもないようです。
だとすると、今年は変動が小さい相場がずっと続いている状態ととらえることもできます。

今の株式市場の賑わいは、暗号通貨なんかと比較すると、マッタリ感がかなり出てしまっていますが、株式市場はこれまでの平均くらいの値動きに戻るだけでも、市場全体の商いが活発になってインパクトがありそうな雰囲気ですね。
祭りや嵐(?)のような大相場が来るのかはわかりませんが、どちらにいくにしろ、しっかり準備を整えてコツコツと挑んでいきたいところですね。

P.S.
先日は「ユニクロ」でお馴染み、ファーストリテイリング柳井さんの著書を読了。

一勝九敗

一勝九敗」 著者:柳井正 氏

前半は「ユニクロ」立ち上げ期のエピソードや成長過程の自伝、中盤は当時(2003年頃)の会社経営方針の考え、後半はファーストリテイリングの経営理念が描かれています。
特に後半の「起業家十戒」や「経営者十戒」、「経営理念23条」は、2003年時点ですでに30数年以上に渡る事業活動から導き出した考えが詰まっていて、興味深かったですね。

2017年現在では、そこからさらに13年経過してさらなる飛躍を遂げている同社。
バックテストとフォワードの結果を検証するように、時間軸を追いながら考察するのも面白そうだなと思いましたね。


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