まさやんのアナリスト目線で市場を分析するブログ

「Yahoo!ファイナンス株価予想9/30~10/4」
今週は<8153>モスフードサービスと<3837>アドソル日進。
どちらも下げ相場に引き込まれてしまいました…。
20131004取引結果
20130930累積損益率

モスにいたっては、5日連続小陰線…。
まぁそんなときもあると、早く気持ちを切り替えて、
「次のチャンスを生み出すことに、時間を使った方が生産的。」
そう思うための訓練週間だったのでしょう(笑)。

『成功する企業というのは、「問題」ではなく、「チャンス」に目を向けている。』
20131004ピータードラッカー
byピーター・ドラッカー
トレードにも通じるものがあります。

こんな下げ相場のとき、重要になってくるのが、やはり1銘柄の仕掛け金額の大きさ。
勝ってるときは意識しないけど、負けるととたんに見直したくなるものといったらコレです。

ざっくり言って個人的には、運用資金少なめのうちは、まず1銘柄の仕掛け金額を決める。
運用資金がある程度の大きさになってきたら、売買ルールの特性や売買ルールの組み合わせのバランスも考えて決めていくという感じでとらえています。

先日のニコ生で「1銘柄の仕掛け金額の決め方」をテーマに会議しましたので、ご興味ある方はどうぞご覧ください!
20131004ニコ生放送
1銘柄あたりの仕掛け金額の決め方を会議する



「Yahoo!ファイナンス株価予想9/24~9/27」
今週は、<4517>ビオフェルミン製薬(株)と<4623>アサヒペン、どちらも手堅く上昇しました。
20130927取引結果
20130924累積損益率


さて今日は、「呼び値の刻み幅」について考えたことに少し触れたいと思います。
「呼び値」とは、取引で示される一株当たりの売り買いの値段のこと。
そして「呼び値の刻み幅」とは、売りの呼び値と買いの呼び値の値幅のこと。
値幅の刻み
今回予想した<4623>アサヒペンの株価は現在150円ほど。
個人的には、こうした100円台くらいの株価になっている銘柄を、仮に日計りや1日くらいの短期で取引する場合、株価がある程度の大きさの銘柄に比べて、呼び値の刻み幅に対するコストを余分に払う可能性があるととらえています。

というのも株価2,000円と100円では、呼び値が同じ1円でも1Tickの変動率がかなり違ってくるためですね。
(株価に対する1円(1Tick)の比率は、株価2,000円では0.05%に対し、株価100円では1%)

仮にある銘柄を成行で買った後、すぐに成行で手仕舞いせざるを得ない場合(あくまで例えの話です)、株価100円の場合では株価2,000円の場合に比べて、呼び値の刻み幅から被る損失は、単純に20倍になると言えます。

実際、成行注文では即約定させることを優先させるために、買いの建て玉は売り板の注文にぶつけていくことになります。

①買い板1,999円、売り板2,000円の時、成行買い2,000円で約定、すぐさま成行売りは1,999円で決済
→0.05%の損失


買い板99円、売り板100円の時、成行買い100円で約定、すぐさま成行売りは99円で決済
→1%の損失

システムトレードにおいて、呼び値の刻み幅は、保有期間が長い売買ルールでは一取引の損益率の大きさに比べれば、微々たるものかもしれません。
ただ短期間で頻繁に取引を繰り返す、かつ場中に成行手仕舞いが入るような売買ルールでは、呼び値の刻み幅が粗い銘柄では、スリッページの一部分的を構成する要素になるとも考えられます。

①期待値1.5%の売買ルールで、株価2,000円の保有銘柄を、場中の成行売り手仕舞いをしたとき、即約定させるために想定よりも1Tick不利な方向に動いた場合
→期待値は1.45%

②期待値1.5%の売買ルールで、株価100円の保有銘柄を、場中の成行売り手仕舞いをしたとき、即約定させるために想定よりも1Tick不利な方向に動いた場合
→期待値は0.5%

売買ルールは、相場の地合いによって得意不得意があるので一概には決められないのですが、

「株価はどれくらい低い銘柄まで仕掛けていくか」

という点は、システムトレードを行う上で検討の余地があるかなと思っています。
4623アサヒペン
ちなみに今週の<4623>アサヒペンは、呼び値の刻み幅の影響なんて気にならないくらいの見事な大幅上昇(+6.08%)でした!


先日「くりっく株365」で日経225を取引してみました。
「くりっく株365」とは、株価指数の証拠金取引のこと。
くりっく株365
「日経先物と何が違うの?」と思ったのですが、
調べてみると取引時間や期日の有無、呼び値の単位等、いろいろあるのですが、
個人的に気になったのは、配当の受け払いができること。
石に苔

「日経225先物」や「日経225mini」等の先物価格には、配当と金利が予め織り込まれているため、取引価格が原資産である日経平均とは異なります。
一方、「くりっく株365」の日経225では、配当と金利に相当する金額を買い手と売り手で受け払いするため、日経平均により近い価格で取引することができるようです。

2012年9月の配当実績を見ると、1枚あたり7,440円。
9/20時点の1枚あたりの証拠金は75,000円ということは、期待利回り約10%??
いやちょっと待った…。
単にレバレッジ最大で計算しているから高く見えるだけでした(苦笑)。
値動きから発生する損益にもレバレッジがかかるので、リスクも10倍何とかです。

実際試しに9/17権利付き最終日に、シカゴ日経先物が落ち着いてきたのを確認して2枚ほど購入。
9/20の配当権利が、9/18朝5時にしっかりついていました(配当は1枚あたり22円)。
新聞配達
※往復の取引手数料に加えて、売買スプレッドも十数円あります。
さらにレバレッジ効果で、値動きも配当利回り以上
あったりするので要注意です。

配当狙いで買いポジションを取るのがよいかどうかは一概には言えませんが、先物とは違った特徴がいろいろあって興味深いですね。
現在は売り板や買い板が厚くないように感じたので、今後売買が活発になってくるのかにまず注目しておきたいと思います。



「Yahoo!ファイナンス株価予想9/17~9/20」
今週は、オリンピックムードが継続し、上昇相場が続きました。
FRBの金融緩和縮小見送りも追い風だったようです。
年内には緩和縮小の見通しを示したことで一服感あり。
市場の関心は、次の新たな何かに向かいそうな展開ですね。
20130917_0920
20130917累積損益率



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