米国の量的緩和縮小がいよいよ迫ってきた感があります。
バーナンキ議長
5/23の量的緩和縮小に関する発言から、はや3ヶ月以上経過。
その間、縮小反対の強硬な意見も出ない中、雇用をはじめ米国経済指標は良好。
これで年内に縮小されなければ、逆に「なぜ?」というくらいの状況になりつつあります。
早ければ9/17,18のFOMCで決定しそうですが、もし緩和縮小の場合、日本株にはどう影響するかを考えてみました。

これまでの金融緩和の時期と規模をまとめてみると次の通り。
2013090610
現時点の規模としては、QE3が一番小さいといえます。
そして緩和終了となる前の3ヶ月間のNYダウやNK225の騰落率はどうか?
2013090611
全体的に弱めですね。
QE2終了の時期、日本では東日本大震災の影響もありますが、特に大きく下げています。
では緩和終了となった後の3ヶ月間のNYダウやNK225の騰落率はというと?
2013090612
日本株にとっては弱い相場が続いていたようです。
QE3はこれまでの緩和政策と比較して規模自体は小さく、ゼロ金利政策は引き続き維持される見通しのため、影響は限定的かもしれませんが、やはり日本株にとってはマイナス材料と言えそうです。

「日本株は、量的緩和縮小の可能性大で下げ圧力あり。」

そうした中で、シリア情勢が今後どうなるのかが気になるところです。
今後3ヶ月間のNK225の一時的な安値は、12,500円あたりまであるかもしれないと個人的には見ています。
(上げ相場が続いていると見ているからこそ下値を意識しています)

相場に絶対はないので、見通しは正直コロコロ変わりますが(苦笑)、どう転んでも柔軟な思考で対応できるようにポジティブに乗り切りたいところです。

さて明日はいよいよオリンピック開催地の決定日。
東京オリンピック

「東京に決まるとええなぁ!」
発表が楽しみです。