2017年もどうぞよろしくお願いします。

今年も肩肘張らず、市場やトレードについてふと思い付いたこと、調べてみたこと等々、気ままに書いていこうかと思いますw

「今年はどんな1年になる?」

経済予測については、経済誌でいろいろと取り上げられていたりします。
(個人的には、dマガジンで「週刊エコノミスト」や「東洋経済」で斜め読みしたりしてます)

20170101dマガジン200

大きな節目としては、1月下旬の米大統領就任式。
経済見通しでは、トランプ政策への期待からの株高やマネー米国還流によるドル高が注目されています。

ただしドル高は、他国では自国の通貨安要因。
通貨安で輸入物価は上昇し、さらに海外資本を元に経済成長を続けてきた新興国の場合、ドル建て債務の負担は増加して、景気を悪化させる逆風要因。

基本的に日米欧を中心に世界的な株高ムードは続くととらえていますが、米国利上げの影響が出てくるとしたら、中南米や東南アジアの新興国経済の景気冷え込みが問題に上がってくる展開は一応意識しておきたいところです。

とはいえ、こうした懸念はシステムトレードの運用ではあくまで外部要因。
様々なコンセプトで仕掛けを行う信頼できる売買ルールを整えた場合、運用成績に大きな影響を与えるのはアセットアロケーションであり、運用スタイルにも寄りますが、運用成績の約8割から9割を決めるとも言われたりします。
(アセットアロケーションとは、リスクを回避しながら、安定した高いリターンを目指して、資産をどのような割合で投資すべきかを決める資産配分のこと)

昨年に幾度かあった全面安相場のような場面が一時的に起きても、ルール通りトレードを継続できるように、アセットアロケーション(資金配分)をしっかり整えて今年の相場に挑んでいきたいですね。