日経平均は2万円に届かず、やや弱含んでいる雰囲気ですね。
NK225

今回は売買代金の指標を使って、

「強い上昇相場ではどんな特徴が出やすい?」

という観点で、検証を行ってみましょう。

下図はイザナミの相場情報を使って、次のような条件に一致した銘柄数の推移です。

対象銘柄:東証1部銘柄
【売買代金が過去45日間平均で500百万以上】
【[移動平均(売買代金)(25日)]が、[移動平均(売買代金)(75日)+2倍]以上】

売買代金MA25>(MA75+2倍)500

TOPIXの値動きを照らし合わせてみると、次のようになります。

TOPIX

2000年からのTOPIXでは、大幅上昇する局面が2003年からと2012年後半からの計2回ありますが、その上昇途中で、上記の売買代金の条件に一致した銘柄数が40以上になるような場面がそれぞれ発生しています。
とらえ方としては、売買代金が急激に膨れ上がるような銘柄数が増えてくるほどの強い上昇相場というサインとも言えます。

「売買代金の急増銘柄が増えてくるか?」

この観点でいくと、2015年以降に売買代金が急激に膨れ上がるような銘柄は少なく、しばらく低水準が続いているとも言えます。
現在の株価水準から強烈な上昇相場に転じるには、市況を一遍するような買い材料が出てくるのをじっくり待つような姿勢となりそうですね。
こまめに利益確定を狙いながら、利益の積み上げを着々と狙っていくような売買ルールが有効な局面かもしれません。

P.S.
さて来週5/27(土)はいよいよ博多セミナー!
今回は九州で初開催です。
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会場は、JR博多駅から電車3分、徒歩1分!

『 福岡県中小企業振興センター 』


博多近くにお住まいの方で、これまでリアルセミナーに興味があったけれども、遠方で参加が難しかったという場合は、この機会をどうぞお見逃しなく!