先週の日経平均は、相変わらず2万円の往来。
かれこれ2ヶ月間、この水準をキープしてます。
市場の安定という観点だと、2000年台に入って最高水準に近い状態とも言えそうです。

20170807NK225

さてそんな相場なので、前回も少し記事にしましたが、
日経平均やTOPIXのヒストリカル・ボラティリティ(25日,25日)はさらに低下中。

<日経平均>
NK225_HV

<TOPIX>
TOPIX_HV



ただ新興市場はと言うと、

<ジャスダックインデックス>
JASDAX_HV


<マザーズ指数>
マザーズ指数_HV


実は3月頃にヒストリカル・ボラティリティは底打ち転換。
その後にわかに増加し始め、指数自体も2017年前半は上昇トレンドといった動きです。

今後は徐々に中大型株の日経平均やTOPIXにも動きが出てくるかが気になるところですね。


ただ日経平均やTOPIXは、ヒストリカル・ボラティリティが増加するにつれて株価上昇というようなシンプルな連動性が見られるかというと、一概にそういう感じではないようです。
(どちらかと言うと、むしろ逆…?)

<日経平均>
NK225_HV長期

<TOPIX>
TOPIX_HV長期

ヒストリカル・ボラティリティが底打ち後増加するような局面では、あくまでどちらか一方向にトレンドが生まれやすいという感じですね。

2017年前半の日本市場では、中大型株のボラティリティが小さかった分、後半はどのタイミンで増加に転じてくるか?
1つのターニングポイントとなりそうです。