先週12/6(水)は、「日経平均が今年最大の下げ幅」とニュースがありましたが、

NK225直近チャート

日経平均のチャートを眺めてみると、
これまでにも結構ありそうな陰線という印象ですね。

円ベースでは「-445円」の下げですが、
前日比率は「-1.97%」で今年2番目の下落率。

これで今年最大の下げ幅ということは、
やはり今年は、全体的に変動(前日比率)がかなり小さい年だと言えますね。

実際のところ、2016年と2017年を各指数で比較しても…

<2016年 NK225>
NK225_2016下落順位

<2016年 TOPIX>
TOPIX_2016下落順位

<2016年 JASDAQ>
JASDAQ_2016下落順位

<2016年 東証マザーズ指数>
東証マザーズ指数_2016下落順位



<2017年 NK225>
NK225_2017下落順位

<2017年 TOPIX>
TOPIX_2017下落順位

<2017年 JASDAQ>
JASDAQ_2017下落順位

<2017年 東証マザーズ指数>
東証マザーズ指数_2017下落順位


変動の差は歴然としてますね。

2013年のアベノミクス相場以降、
2016年の変動が目立って大きかったわけでもないようです。
だとすると、今年は変動が小さい相場がずっと続いている状態ととらえることもできます。

今の株式市場の賑わいは、暗号通貨なんかと比較すると、マッタリ感がかなり出てしまっていますが、株式市場はこれまでの平均くらいの値動きに戻るだけでも、市場全体の商いが活発になってインパクトがありそうな雰囲気ですね。
祭りや嵐(?)のような大相場が来るのかはわかりませんが、どちらにいくにしろ、しっかり準備を整えてコツコツと挑んでいきたいところですね。

P.S.
先日は「ユニクロ」でお馴染み、ファーストリテイリング柳井さんの著書を読了。

一勝九敗

一勝九敗」 著者:柳井正 氏

前半は「ユニクロ」立ち上げ期のエピソードや成長過程の自伝、中盤は当時(2003年頃)の会社経営方針の考え、後半はファーストリテイリングの経営理念が描かれています。
特に後半の「起業家十戒」や「経営者十戒」、「経営理念23条」は、2003年時点ですでに30数年以上に渡る事業活動から導き出した考えが詰まっていて、興味深かったですね。

2017年現在では、そこからさらに13年経過してさらなる飛躍を遂げている同社。
バックテストとフォワードの結果を検証するように、時間軸を追いながら考察するのも面白そうだなと思いましたね。