先週の相場は全体的に反発し、日経平均は21,454円まで回復。

日経平均_直近チャート

ただ小さいV字回復で、年初値23,073円からは約-7.0%という位置。

チャートを振り返ってみれば、日経平均の月足は、昨年12月から4ヶ月連続で陰線となっています。

株探 日経平均月足チャート
日経平均_月足チャート


海外投資家は、昨年11月からずっと売り越し。
(参照元:トレーダーズウェブ 投資主体別売買動向)

3月も週単位でみると売り越しが続いているため、実に5ヶ月連続で売り越しという状況です。
(参照元:日本取引所 投資部門別売買状況)

海外投資家が、5ヶ月連続で売り越している状況は、過去データを遡ると、今回の上昇相場が始まった2012年12月よりもさらに前で、2012年5月から9月頃まで遡ることになります。

海外投資家_5ヶ月連続売り越し

「海外投資家が、買いに転じるようなポジティブ材料が出てくるのか」
「さらなる売りで、個人投資家勢が投げ売るような再下落が起きるのか」

売買代金シェアの6割を占めると言われる、海外投資家の売買動向に、相場変調の兆しが出ているとするなら、今後の相場の行方のカギとなりそうな気配ですね。